遺産相続 トラブル

更新日:2014/10/30

父親の死

当時は社会人で、私には姉が二人いました。実家に住んでいなくて、実家には一番上の姉と両親が住んでいました。そんなときに、実家から電話が掛かって来ました。姉からの電話だったのですが「父が入院した」とのことでした。父親が検査をすると、末期がんとのことで、余命はほとんどない状態でした。私も出来る限り病院に行くようにして、父親を看病していたのですが、闘病の甲斐もなく父親がなくなってしまいました。金銭のことについては、遺産を相続するのが私を含めての三兄弟と母親だったので、特に争うこともなく話は決まっていました。母親は実家を相続することにして、現金や資産については兄弟と母親を含めて均等に相続することにしていました。この話は、亡くなる前の父親が家族に争って欲しくないとの気持ちから、積極的に決めるように促してくれていました。

兄の出現

父親の葬式を行っているときに、見たこともない男性が訪れました。この人は誰だと思っていると、喪主である母親に話しかけていました。そのときの母親は、本当に驚いた様子でその男性の話を聞いていました。葬式が終わって家族が落ち着いた後に、男性のことが気になって母親に質問してみると、何とその男性は私たちの兄でした。厳密に言えば異母兄弟で、父が今の母と結婚する前に結婚していた女性との間に出来た子どもでした。母も、離婚していたことは知っていたらしいのですが、まさか子どもがいるとは知らなかったようです。

遺産相続の話し合い

急に現れたその兄は、最初から遺産の話をしたかったようです。父親が亡くなったことを知ると、遺産相続に自分も参加させて欲しいと言って来ました。私たち家族は、当然今まで全く知らなかった人ですし、父親の面倒も全く見ていなかったので、拒絶の意志を示しました。しかし、兄は開き直ったような対応で「法律的には自分にも相続する権利がある」との一点張りでした。家族とその兄とで交渉していたのですが、中々話が進展しませんので、専門家に依頼することにしました。専門家は弁護士で、弁護士の方に間に入ってもらって交渉することにしました。弁護士が入ってからは、法律的な問題のアドバイスを受けながら、遺産を相続について決めました。相手方も、住宅については諦める形になりまして、現金に関しては兄を含めて均等に相続する形になりました。遺産だけを目当てに、亡くなってから現れた兄に対しては正直憤りの気持ちはあります。